妊娠高血圧腎症になった話②

いつものほんわかした診察室とは一転、先生と看護師さんの顔が引きつり、なにやら不穏な雰囲気…

先生「ちょっと、もう一回尿検査してきてもらえる?」

私「え、は、はい…」

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かける言葉が見つからなかったにしても、切り替えの早さになかなか傷ついた

血圧は正常値であったものの、蛋白尿の数値がよくなかったらしく、39週でまさかの緊急入院になりました。

当時の結果表を探したのですが見つからず、一体どれくらい蛋白が出ていたのかわかりませんでした。
ただ、即入院な数値であったようなので、それなりに結構出てたのかなと思います。

先生から「今からすぐ入院してもらうので準備をしてすぐ病棟に入ってもらいます」と指示を受けたものの、このときの私にはなかなか入院に踏み切れない事情がありました。

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末期癌の母とイヤイヤ期の息子

この話は里帰り先での出来事を描いているのですが、当時の状況として、コロナ禍であり、私と2歳の息子での里帰りであり、実の母が末期癌になっているところでした。

私が入院してしまうと、出張で留守がちな実父、通常の生活がままならなくなってきた実母、2歳の息子、まだまだ健全ではあるものの高齢な祖父母、という心配の尽きない生活が始まってしまいます。

母は、私が23歳の時に癌を患いました。癌になったものの、結婚式も里帰り(長男)も分娩時も、ずっと元気に傍にいてくれました。

長男妊娠中の里帰りでは毎日一緒にウォーキングに出かけて、ドライブをして、買い物に出かけて、久々の母娘の時間を目一杯楽しく過ごしました。

出産時は夫と一緒に立ち合いまでしてくれて、生まれるまで丸二日かかったにも関わらず、寝ずにずっと励ましてくれました。

二人目の里帰り時、最初ははまだまだ元気でしたが、30週を過ぎた頃から急に母の容体が悪くなり、妊婦の私と末期癌の母、そしてイヤイヤ期真っ盛りの息子という最悪の状況が出来上がってしまいました。

里帰り出産を切り上げることも考えましたが、コロナ禍・妊娠後期での転院はかなり厳しく…。

夫も頻繁に里帰り先に来ることもできず、祖父母と私とで母と息子を見ているなか、私の緊急の入院が決まってしまい、本当に気が気ではなかったです。

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※同じ「IgA腎症」であっても、年齢や性別・病気の進行度等により経過は様々です。私の場合の病状・治療経過等を綴っていますので、同じ病気の方すべてに当て嵌まるものではないことを予めご了承ください。

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