発病編④

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予約じゃなかったので診察までの待ち時間がすさまじかったのですが、あの赤ワインを見て私は家でじっとしていることができませんでした…。

待合室で数時間待った末、先生に「赤ワインのような尿」が出たことを伝えると、なんとその答えは「ああ、出ると思ってましたよ」とのこと。え?

「高熱後の肉眼的血尿は比較的よくある」

「高熱出たって言ってたし潜血も出てたから、全然出ると思ってたよ

それ先に言っといてくれない?!

先生は、あっけらかーーーんというわけですね。

結局この日は、赤ワインが出たからって何ができるわけでもない…ってことで、また一週間後に予約を入れ自宅に返されたわけです。

いや、私のメンタル(泣)!!

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目次

肉眼的血尿と潜血尿

この時私は人生で初めて、目で見てわかる「血尿」を出したわけですが、血尿にもいろいろ種類があるみたいです。

目で見てわかる肉眼的血尿と、見た感じでは普通の尿と変わらないけどそのなかにはしっかり血液が混ざっている潜血尿です。

高熱を出した翌日の尿検査では、色は一見普通の尿でしたが(なんならいつもより薄いくらい)、検査してみると血液がしっかり混ざっているのが確認されていました。

尿の色が通常通り・薄いからと言って、血尿が出ていないなんて言えないんです。

これ、すっごくこわいですよね。色だけではわからないってことは、自分はいつも通りの尿をしていると思っていても、検査してみると実は「血尿を出していた」なんてことが起こり得るわけです。

肉眼的血尿を出して初めて「赤ワイン(血尿)出た~~~~!!」と慌てふためいたわけですが、もし高熱を出した翌日以降も肉眼的血尿が出ず、潜血尿のみが出続けていた場合どうしていただろう…と、ふと考えます。

血尿を出していることに気づいていない私はきっと「熱も下がったし、子供と一緒に長時間待合室で待つもの大変だし、もう病院に行かなくてもいいかな」なんて、素人判断で切りあげて治療の機会を失っていたと思います。

自分が血尿を出しているかどうか自分自身で判断することができないからこそ、尿検査をする機会をしっかり設けることをおすすめします。

働かれている方は会社で行われる健康診断があると思いますが、専業主婦・育児休業中の人たちはなかなか尿検査をしに行く機会がないかと思います。

ましてや小さなお子さんがいたら自分の身体に不調がないのにわざわざ病院に行くのなんて、大変&面倒すぎてなかなか考えられないですよね。

そんな人たちに私が一つ伝えたいのが、

自分の身体に少しでも異変があったら迷わず病院に行ってくださいということです。

「高熱が出たけど一晩で下がったからまあいいや~」ではなく、「熱は一晩で下がったけど一応病院で診てもらおう」というマインドでいて欲しいんです!

どんな病気にも一概に言える部分なんじゃないかなーなんて、個人的に思うのですが、やはり早期発見が何より大事だと思うんですね。

私は見たことも聞いたこともない「IgA腎症」という病気に罹患したのですが、自分の知らない病気なんてごまんとあるわけで、少しでも身体に異変を感じたら多少億劫でもプロに診てもらうのが一番だと思います。

肉眼的血尿のその後

先生の言う通り肉眼的血尿は一時的なもので、早朝一発目の尿以降は段々赤かった色も収まり、通常と変わらない色に落ち着いてきました。尿がしっかり通常の色に戻ったのは大体1日くらいかかりましたかね。

一週間後にまた診察に来るよう言われたのですが、同時に早朝尿を採ってくるよう採尿キットももらいました。

食事や運動に結果を左右されないよう朝一番の尿を採る必要があるらしく、そうなるとそういった条件で病院で尿検査をするのは入院でもしない限り難しいので、採尿キットを貰い自宅で早朝尿を採ることになりました。

なにも飲まず食わず、朝起きたら一番最初にトイレに行って尿を採るようなのですが、↑の説明を受けぬまま「朝一番のおしっこ採ってきて」と看護師さんに言われ、私は早々に間違いを犯すのでした…。

※同じ「IgA腎症」であっても、年齢や性別・病気の進行度等により経過は様々です。私の場合の病状・治療経過等を綴っていますので、同じ病気の方すべてに当て嵌まるものではないことを予めご了承ください。

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