発病編②

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突然の発熱と血尿

悪寒と関節痛と闘いながらなんとか一晩を過ごし、朝起きた頃にはすっかり熱はさがっていましたが、念のため家から徒歩5分の小さなクリニックで診てもらうことにしました。

思ったよりずっと混んでいたクリニック…。尿検査の結果が出るまで1時間弱かかりましたが、その後診察室に呼ばれるまでさらに2時間ほどかかりました。

まさかこんなに時間がかかるなんて思っておらず、軽食をよこせと大爆発の息子…。

小さい子供を連れての病院は本当に大変ですよね。だからこそ世のお母さんたちは、少しくらいの自分の不調なら見て見ぬふりをしてしまうんだろうなぁと思いました。

待ち時間やらなにやら疲れすぎて、病院行くともっと具合悪くなりそうだしね。わかる…。

でもですね、そんなお母さんたちこそ、自分の身体を大事にしてほしいわけですよ。

なぜならこのとき「こんな待ち時間あるならこなけりゃよかったな~」「子供に悪いことしたな」なんて思っていた私。

きっとなんでもないだろうと思っていた自分の身体ですが、診察室に呼ばれ告げられたのはなんと

めちゃくちゃ血尿出てますね」

との言葉でした。

け、け、けつにょう~~~~~~~!!!???????(転げまわりひっくり返る)

不明熱

風邪でもなんでもなく突然40℃くらいの熱がポーーーンッと出ること、実は私、年に2回くらいあるんです。

一番最初に不明熱が出たのは社会人3年目の頃。風邪をひいていたわけでもなんでもなく、その日も元気に会社の飲み会に参加していたのですが、二次会の居酒屋に移動したあたりからもう寒くて寒くて震えが止まらないという状態になりました。

夜でも外気がなかなか暖かくなってきた6月真っ盛り、風邪の自覚症状もなく一次会でも楽しくお酒を流し込んでいたので、まさか自分が発熱しているとは思わず「なんかこの店寒くない?」なんてお店の空調の不具合を疑ってばかりいました。そのうち腰回りが痛みだし「この椅子硬くない??」と訝しむ私…。

しまいには飲み会どころではなくなりトイレに駆け込み、顎をガチガチ言わせながら寒気と闘う始末。

「はよ帰れよ」という感じですが、ここまで全身状態が悪くなっていてもつい数分前まで元気いっぱい!お酒おいし~!なんても感じだったので、自分が発熱していることに気づけなかったんですよね。不明熱の恐ろしいところ…。

青いのか赤いのかわかりませんが、おそらく最高に顔色が悪かった私。さぶイボ総立ち&顎をガチガチ鳴らしながらジョッキを握り不気味に笑っている女はかなり異様な空気を放っていたと思います。社会人になって初めてできた後輩たちに少し距離を置かれつつ、そこから1時間ほど経った頃やっと二次会がお開きになりました。

地下鉄に乗って帰る力が、もうどこにもない…

自分が発熱していることにやっと気づいた私は、そのままタクシーに乗って家に直行したのでした。

夜間救急に駆け込むも…

帰宅してすぐ居酒屋のにおいを洗い流すべくシャワーを浴びたのですが、これがすべての間違いでした。

熱が40℃も出ているときって、シャワーのお湯がま~~あ冷たく感じるんですよね。

「お湯が冷たい!お湯が冷たい!」とパニックを起こしながらひたすら温まろうとお湯を浴び続けてみたのですが、冷える一方、そして熱も上がる一方。

(これは…いよいよやばい…)と本能的に感じた私は決死の覚悟で浴室から飛び出し、タオルと布団に包まってすぐさま布団にインしました。

ここで初めて熱を測り体温は40℃越え。小学生以来の発熱にビビりまくった私は、救急安心センター事業(♯7119)に電話しました。「40℃を超えていて頭痛など他の症状もありましたら、お近くの夜間救急にかかられてください」と回答をもらい、6月にしてコートとマフラーを巻き、タクシーに乗り込み夜間救急へと向かいました。

夜間救急についてみると、意外にもそこには多くの患者がいました。私が震えながら椅子に座っていると、その少し横の方で彼氏(と思われる男性)に背中をさすってもらいながら「お″お″う″!う″えええ″ッ!!」と紙袋に吐いている女性がいました。時間は既に深夜2時を回っています。「こういう時間に病院に駆け込む人って、きっと本当に具合が悪いんだろうな…」なんて他人事ながら心配に思った記憶があります。

やっと診察室に呼ばれたかと思ったら、お医者さんは喉とお腹の音をざっと診て「まあ夜間で出せる薬も大したないから」と言いました。そりゃあそうだけど、ここまで来てなんともさみしい診断…。

解熱剤を貰い、後日かかりつけの病院で診てもらうよう言われたのですが、薬を飲み就寝したところ朝にはすっかり熱が下がっていました。

不明熱の原因

翌朝かかりつけ医に診てもらったのですが、喉も赤くない、お腹も調子いい、念のためのインフルの検査も陰性、異常なし!という結論で終わりました。

そこから私は、年に2回のペースで翌朝すぐ解熱する不明熱を発症するようになったのですが、その2回目の不明熱がIgA腎症を発症したときの熱でした。そして、この不明熱が自分のなかで意味が分からず不気味ですごく嫌なんです。熱が出るときは、疲れが溜まっているとき、体が弱っているとき、なんてわけでもないんです。本当によくわからない、なんでもないタイミングで発熱するから気味が悪い…。

IgA腎症は発熱などで悪化・再発する場合があるので、風邪にはとても気を付けているのですが、不明熱はもう防ぎようがなくてお手上げ状態です。いつかこの不明熱についても主治医に相談しなくてはな…と思いつつ、検査が追加されたり通院が増えたりするのが億劫で、言えないまま時が流れています(笑)

※同じ「IgA腎症」であっても、年齢や性別・病気の進行度等により経過は様々です。私の場合の病状・治療経過等を綴っていますので、同じ病気の方すべてに当て嵌まるものではないことを予めご了承ください。

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